○最後に中国経済について。
○なぜ、過去20年にもわたって高度成長が続いているのか、と聞かれて答えに窮する。「それは世界中の経済学者が困っている話で・・・・」などとごまかそうかと思ったが、なぜこんな単純な問題に答えがないのか。もっとも、それが分からないからこそ、「中国経済はいついつに崩壊する」という説が止まないわけであるが。
○これだけ長期間にわたる成功は、外部環境に恵まれたというだけでは説明しきれない。やはり政治が優秀だったと認めざるを得ません。中国共産党指導部は、非常に賢明な判断をしてきたと思います。しかも、ひとつの戦略が成功を収めたというよりは、絶えざる判断の変更が適切であった。1978年の改革開放路線、1992年の南巡講話、2001年のWTO加盟、2008年の大型景気対策など、今にして思えばまことに良くできている。
○もっとも、「これがいつまで続くか分からない」と思うからこそ、中国は脅威か、そうではないか、という議論が続くのでありましょう。きっとこれと同じ話を、世界中でやっていることでしょうね。
かんべえの不規則発言 (via pdl2h)